火曜の夜にこんばんは。
テキストラヂオtadaimaFMパーソナリティの三木です。
今週のコンテンツ
📻 MAIN TOPIC:パパは「家族との暮らしを営む権利」を勝ち取っていこう!
🎁 付録:10月の付録の受け取り方
📻 編集後記
📻 MAIN TOPIC:パパは「家族との暮らしを営む権利」を勝ち取っていこう!
「パパの家事育児参加率」は、これからの日本の成長の指標になっているのかもしれない…!
あっちゃん(中田敦彦)の『【日本経済再生計画】脱ブラック労働国ニッポン!労働基準法が変われば日本は成長する』の動画を見て強くそう感じました。
これだけ意識が変わった今でも、パパの家事育児時間が伸びていかないのは「男性の働き方」が問題なのだとはよく言われていて、イクメンプロジェクトでも企業の変化が要であるとしています。
国際比較で見ても家事育児参加時間の短い日本のパパたちですが。
「寝たり食べたりしている時間以外のうち、どの程度を家事・育児に割いているか」という比較で見てみると、じつは諸外国の1.2倍程度も家事育児に時間を費やしているという。(※ 参照「日本の男性は家事・育児をしない」説は本当に正しいのか?日本の父親は他国よりむしろ悪条件の中で奮闘していたという事実)
つまり、仕事の時間が多すぎて、全集中してもパパは家事育児にこれ以上使える時間がない!! ということ。
だから、長時間労働を改善しなくては、パパは家事育児できるようにならないし、パパが家事育児しないと出生率も上がらないし、そうすると日本の景気も将来的によくならない! これがあっちゃんの動画での主張でした。
▶ 価値観が変わったいま。パパたちは「家族との暮らしを営む権利」を勝ち取る戦いをしなくてはならない!
これまではママが働き続ける環境や権利を獲得するために、戦い続けていました。
その戦いを、僕たち男性はどれだけ自分ごととして捉えてこれたでしょうか。
「女性活躍」という言葉に反映されているように、あくまでも「女性」の問題であり、男性は訳知り顔でそれを「応援する」という立場だったのではないかと思うのです。
でも、ようやくいま。これは女性だけの戦いなんかじゃなく、僕たちみんなの戦いなんだということが広まってきた。言葉になって、情報になって、発信されるようになってきました。
パパは、ママをサポートするために家事育児をするんじゃないんです。
僕たちは、僕たち男性が100年に渡って失ってきた「家族との暮らしを営む権利」を獲得するときが来たのです。
誰から勝ち取るのか? もちろん「女性から」なんかじゃありません。僕たちが一丸となって挑まなくてはいけないのは「企業」であり「社会」です。
言うまでもなく男性の「家族との暮らしを営む権利」を奪ってきたのは女性じゃない。男性は、企業に「モーレツ社員」であることを求められ、その代償として「家庭」を女性に押し付けるしかありませんでした。男性から家庭を奪い続けた企業は成長を続け、それはそれで安定と豊かさという恩恵を家族にも与えてくれた。
けど、いまはそうではありません。構造は同じまま、安定と豊かさという恩恵は失われてしまった。これが、平成の失われた30年です。
こう表現すると少し過激かもしれません。
だけど、男性は企業や社会から「家庭」を真剣に取り戻すことを考えなくてはなりません。
男性が家庭を取り戻すことで、その分女性は家庭から開放されます。なんだって「過ぎたるは及ばざるが如し」。仕事だって家庭だって、過剰になれば疲弊するし、ちょうどよければ生きがいになります。
▶ 男女で、家事育児を押し付け合うなんて、もうやめよう
仕事のほうが大変だ。家事育児のほうが大変だ。比べることになんの意味もないそんな争いが、令和になったいまでもまだあります。僕は「仕事より家事育児が大変」なんて嘘だと思うし、「家事育児より仕事のほうが大変」だって間違いだと思う。カレーとラーメンのどっちが美味いかを比べても意味がないのと同じです。好みや体調や状況で、そんなのは変わって当然です。
家事育児は暮らしの一部分を切り取ったものに過ぎません。
男性が取り戻すべきは、家事育児を含めた「暮らし」そのものです。
家族とともに過ごす時間、子どもの成長を喜ぶ時間、一息ついて幸せを噛みしめる時間。暮らしの中には食器洗いや掃除やオムツ替えも、心地よい時間も全部含まれています。
それらもまた、かけがえのない人生の喜びだと思うのです。
もう、いい加減気がついてもいいはず。
僕たち男性が、家族や暮らしよりも、仕事を優先させられた結果、失ってしまったものの大きさに。
その穴を埋めてくれたはずの「経済的豊かさ」が、じつは全然穴を埋めてくれていなかったことに。
男性には、暮らしを楽しむ権利がある。
そしてそれは、女性を家事育児から開放し、経済を発展させ、みんなが幸せを得るための一歩になる。
男性が育休を取るのも、その戦いのひとつ。
残業をなくすために工夫したり、調整するのも大事な戦い。
ブラックな会社を見放して、WLBに理解ある会社に転職することだって社会的な価値は大きい。
家事育児をつらくて面倒なものとして敵視せず、喜びを見出すのもいいかもしれない。
戦い方は色々ある。
パパたちよ。「家族との暮らしを営む権利」を勝ち取っていきましょう。
一人ひとりの小さな局地戦は、必ず大きな輪となって社会を変えていきます。
では、また。
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🎙 Podcast|家族をアンラーンする!〜家族OSをスクラップアンドビルドする!?〜
\新エピソード公開/
ゲスト回|キャリアと働き方って違うの?_ファミリーキャリアコンサルタントふりふりさん後編_#14
10月15日公開の新エピソード。
ファミリーキャリアコンサルタントのふりふりさんから、家族とキャリアについて伺いました。
キャリアって、個人のものではなくて家族で考えるものになっていくのかもしれません。
このPodcastでは「家族」について学び直しをしています。
僕たちは自分が育った家庭しか知らない中で、違った家庭観を持ったパートナーと新しいわが家を作っていきます。
このとき、自分の家庭観をうまくアンラーンして新しい家庭像を一緒に作っていける人は、比較的夫婦間でのいざこざが少なくて済むなと思うのです。
自分の家族像を新しく学びなおす。
そんなPodcastです。
ぜひ、聞いてみてください!
📻 編集後記
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三木智有