「気がついた方が自然と家事する」強力な家事シェア習慣術

ノウハウ|読んだ直後から実践できる家事シェアの方法

このブログでは「講演級の情報を無料で」をコンセプトに家事シェアや部屋づくりのコツをお届けします。
まさに、講演会でお伝えするかのようにまとめていきます。

今回は読んだ直後から実践できる家事シェアのノウハウをご紹介します。

Contents

▷ 家事シェアのノウハウとは、どうやってチームプレーするか

まず最初にお伝えしておかなければならないことがあります。それは、

家事シェアのノウハウとは、どうやってチームプレーをするか?

だということです。

この記事を読んでくださっている方には、男性も女性も、家事を主体的にしている人もそうでない人もいます。 悩みが深く、パートナーに絶望に近い気持ちを持っている人も、これからの家族生活に希望を抱いている人もいます。

いずれにせよ。

「パートナーを教育しよう。パートナーが言ったことをちゃんとやってくれるようにするにはどうすればいいんだろう?」と考えないようにしてください。

「自分は女性なんだから家事をちゃんとやらなきゃ。家にいる時間が長いんだから全部やるのは仕方がない。自分のほうが得意だから、自分がやらなきゃ」と考えないようにしてください。

そうではなく。

「お互いが生活において助け合うには、どうしたらいいんだろう?」

と考えます。 ぼくがこのニュースレターを通してお話するノウハウは「パートナーを都合よく操る術」「5:5で家事分担するための方法」ではありません。

大事なことなので繰り返しますが「家族が助け合う関係になる方法」をたくさん書いていきます。どの方法が自分たちにピッタリくるかは、色々と試してみながら見つけ出してください。大丈夫。どれも簡単に試せる方法ばかりです。

▷ 家事は「〇〇してない方が、〇〇する」を習慣化

今回お伝えする家事シェアのノウハウは「パラレル家事」というやり方になります。

やり方は簡単。

「〇〇してない方が、〇〇する」というルールを家事の中に導入するだけ。

◎ 料理をしていない方が、食器洗いをする
◎ 部屋の掃除をしていない方が、洗濯物を干す
◎ 朝ごはんを作っていない方が、子どもの身支度を手伝う
◎ 片付けしてない方が、掃除機がけをする

〇〇の中にどんな家事を入れるかは、いくらでも自由に決められます。 全部の家事にルールを適応するのは難しいので、最初は一つか二つ、家族で決めてみましょう。

実はこうしたノウハウ。 なぜそれが良いのかを知った上でやってみるのと、「ああ、これすればいいんだ」と上辺だけマネするのとでは、効果も満足度も段違いの差が生まれます。

なぜなら、理由を知っていれば「何に効果的なのか」がわかり、「自分たちなりにどうアレンジできるか」を考えられるようになるから。

なので、なぜこのシンプルなノウハウが有効なのか、ここから書いていきます。

▷ なぜ、パラレル家事がいいの?

パラレル家事のメリットは大きく3つ。

① 不公平感を減らせる ② チーム感が高まる ③ 習慣化しやすい

それぞれ説明していきます。

① 不公平感を減らせる

家事シェアにおける不公平感とは、実はもっとも大きな問題です。 けっこうがんばっているつもりの夫(妻)と、全然できてないと認められない妻(夫)。こうした対立は”あるある”です。

この対立はなぜ起きてしまうのでしょうか。 家事スキルのギャップが原因だという人もいるかもしれませんが、スキルの前にもっと大切なこと。それは「家事に対する姿勢」です。

家事に対する姿勢を正すだけで、スキル不足を補って余るほどの効果があります。そして家事の手間を軽減するだけでなく、相手に不公平感を感じにくくさせ、お互いに助け合っていることを実感できるようになる。 そんな家事に対する姿勢を正すこと。それは相手がどんなときに「イラッ!」と感じるかを知り、的確なチームプレーをするということです。

では、家事の担い手はどんなときに「イラッ!」とするのでしょうか。

日々の生活の中で色んな瞬間があると思いますが、とくに代表的なのは。

「自分が家事しているのに、のんびり暇そうにしている家族の姿を見た瞬間」

なのです。

以前、ある企業と一緒に「妻が家事をしている間、夫は何をしていますか?」というアンケートを取ったことがあります。

数千件の回答から導き出された1位は「スマホを見てる」でした。

続けて「TVを見てる」「仕事をしてる」「本、新聞を読んでる」と続きようやく「子どもの面倒を見てる」「他の家事をしてる」がランクイン。

パートナーが仕事で忙しくて、朝が早い、帰りが遅い。 そうした、いない時間に感じる不公平感の何倍も、一緒にいるのにまったく協力的でない姿を見たときの方が不公平感を感じるものです。

それを知っていることは双方にとってめちゃくちゃ役立ちます。

家事の主担当: パラレル家事の導入で、一緒にいる時間に一緒に家事をするようにすれば、自分の抱えている不公平感を軽減でき、心が穏やかになる。

家事のヘルパー: パートナーをイラッとさせる原因がわかっていれば、的確で効果的な家事シェアができるようになる。自分流のやり方ですれ違って喧嘩する何十倍も労力を削減できる。

② チーム感が高まる

パラレル家事のメリット2つ目は。 チーム感が高まることです。

「〇〇してない方が、〇〇する」というのは、対になっています。

なので、家族で協力して必要な家事を終わらせている、という気持ちになることができる。 たとえば、こんなやり方もできます。

■ 今日は「部屋の掃除」と「庭の手入れ」を終わらせたい。

そう思った時。シンプルに。

「部屋の掃除をしていない方が、庭の手入れをする」でもいいですが。

「部屋の掃除をしていない方は、ゆっくり自分時間を堪能する」 「庭の手入れをしていない方は、ゆっくり自分時間を堪能する」

というセットでもいいのです。あ、もちろん掃除も手入れも妻(夫)だけがやるっていうんじゃ、話になりませんのでご注意を(笑)

このパターンでよくあるのが「そのつもりだった」です。

「妻が掃除している間は休んで、後で庭掃除しようと思ってた」

なんて、これほど言い訳がましい言葉もありません。 やっていることは同じでも、それを予めお互いの了解とするかどうかで結果には天と地ほどの差が生まれます。

必ず、お互いでどんなパラレル家事をするか、了解し合うようにしましょう。

パラレル家事のチーム感は、終わらせなくちゃいけない家事タスクを一緒に協力し合いながら終わらせられている、と感じることから芽生えるのです。 なので、終わらせたい家事と、どう役割を割り振るかは事前に了承しあうことが大切になります。

③ 習慣化しやすい

そして、パラレル家事のメリットの最後は。習慣化しやすい、です。

このパラレル家事が大きな力を発揮するのは、習慣化したときです。

毎回のパラレル家事をルーチン化することで、理想的な家事シェア「言わなくても、お互いが勝手に家事をしている状態」を作ることができるんです。

家事は「やろうかな、どうしようかな、面倒だな、でもやらなきゃな」と悶々としているとどんどん消耗していきます。

考えているだけで、疲れちゃうんです。

だから、暗黙のルールでお互いが動けるようになるくらい同じパラレル家事を繰り返す。自動的に役割に向けて身体が動くようになれば、あとはだいぶ楽になります。

「気がついたほうが、気がついたときにやる」は、お互いの価値観が似ていたり、スキルギャップが少なかったりしないと普通はなかなか実現できません。

そういう関係でない場合、本来はかなりハードルが高いです。 だけど、パラレル家事の習慣化で阿吽の呼吸を意図的に作り出すことはできる。

日々繰り返されるからこそ「阿」といえば「吽」と反射的に答えるようになる。そのための、シンプルで強力な家事シェアの習慣化術。

ぜひ、日々のコミュニケーションの中に取り入れてみてください。

▷ 小さな変化を起こすためのヒント

ここまで読みすすめていただき、ありがとうございます。

さいごに、小さな変化を起こすためのヒントをお伝えしたいと思います。

\小さな変化を起こすためのヒント/ 「わたしが〇〇している間に、〇〇しておいて」 「あなたが〇〇している間に、〇〇しておくよ」

このふたつの声がけを、意識してみてください。 パラレル家事を実践するのに、なにもふたりテーブルで顔を突き合わせて「パラレル家事を決めよう!」なんて話し合いをする必要はありません(笑)

お互いを思いやる声がけを、習慣的に繰り返すことで自然とパラレル家事はできるようになります。

まずは2週間、続けてみて下さい。

もし、少しでも変化があったり声がけがしやすくなったりしたら、ぜひTwitterなどでシェアしてもらえたら嬉しいです。 なんか、うまくいかないなって場合もお気軽にメンションください。ぼくなりにお応えできたらと思います。

Twitter:三木智有


今日も読みに来てくださりありがとうございました。 みなさんの家庭が「ただいま!」と帰りたくなる家庭であり続けますように!

三木智有

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    この記事を書いた人

    三木智有のアバター 三木智有 家事シェア研究家

    ➽「家事シェア」を広めた人。 ➽WORK NPO法人tadaima!代表|お片付けBootCamp!主催|講演800回|モヨウ替えコーディネート|執筆業|TV、ラジオ、雑誌 ➽LOVE 書くこと|仏教|座禅|怪談|料理|写真|読書|散歩|自宅トレ|クラシック|小さい暮らし 📣最高の家庭になる家事シェア術を発信

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