

父親と母親が共同で家事や育児を行い、母親も仕事と家庭の両立に不安になることなく働くことができる。
笑顔で活き活きと生活する両親の姿を見せることで、子どもは大人になることへの夢を、膨らませていくのだと思います。
「ただいま!」って帰りたくなる家庭=家族が協力し合い、創る、居心地のいい家庭。
そんな家庭を増やす事がtadaima!のビジョンです。

働くこと、家庭を営むこと、
その両方を大切にできる社会の実現。
「ただいま!」と帰りたくなる家庭で溢れた社会
を目指して活動しています。

男女共に社会で活躍する事が当たり前の時代
性別に関係なく、家事や育児を
もっと家族や社会でシェアできるように
そんな事業を行っています。


家事シェアと聞くと、お互いの家事の分担率が平等かどうかに目が行きがちです。
しかしそうではなく、面倒くさいこと・嫌なことを押し付けあったり、
日々のがんばりの主張がいつまでも平行線をたどるような分担ではなくて、家事が家族事になっていること。
そんな家事のとらえかたを「家事シェア」と呼んでいます。


家事の分担がうまくいかない。
家の事が自分らしく社会とかかわる足かせになってしまう。
わたしたちは、そういった悩みを抱える人たちにとっての、セーフティネットになりたいと考えています。




「ぼくが、自分としていることが、唯一許される場所」
それが、小さな頃のぼくにとっての家でした。学校生活にうまく馴染むことができなかったぼくにとって、家にいる時間だけは何も気にせずにリラックスしていられたのです。
温かいごはんがあって、ちょっと口うるさくて心配性の母がいる。
弟と一緒にTVのチャンネルを取り合ったり、遅く帰ってきた父を迎えたり。
学校に居場所がなかったぼくには、それが本当に嬉しいことだったのです。
自分のために用意された物がある。たったそれだけのことでも、ぼくを受け入れてくれている場所があると感じられました。
その家への想いは、いつしか自分だけでない色んな人に向けて居心地の良い空間をつくりたいという想いに変わりました。


ぼくが思う住まい手にとって居心地のいい空間とは、インテリアの良し悪しだけでなく、そこに住んでいる住まい手同士の関係性が大きく影響するもの。
インテリアという物へのアプローチだけでなく、そこに住まう家族の関係性へのアプローチが大切。
そう考え、2011年にNPO法人tadaima!を起ち上げました。
だからこそ、ぼく達の想う「ただいま」の実現にはパパの家庭への関わり方、家族での家事シェアが欠かせないのです。


家に帰ってきて、家族に向かってまっさきに投げかける言葉。
この言葉こそが、家庭の幸せバロメーターなんじゃないかと思います。
楽しく、幸せな時は元気いっぱいな「ただいま!」
疲れていたり、悲しい時は落ち込んだ「ただいま」
その声を聞くだけで、きっと帰ってきた家族の元気バロメーターが家族に伝わります。
ひとつでも多くの家庭に、ひとつでも多くの「ただいま!」が溢れるように。
そんな想いを願って「tadaima!」はこれからも活動を続けていきます。