リセッターリスト®

23時のキッチン

リビングのソファで、夫は缶ビールを片手にテレビを見ている。

一方、そんな夫を横目に、私はキッチンで立ったまま食器を洗っている。

カチャカチャ、ジャー…

冷たい水で手が赤くなる。肩が重い。腰が痛い。

「あと、洗濯物を畳んで…明日の保育園の準備して…お弁当の下ごしらえして…」

頭の中で、やることリストが回り続ける。

チラリとリビングを見る。夫は相変わらずくつろいでいる。

「なんで私ばっかり…」

心の中で呟く。でも、声には出さない。言っても変わらないから。

土曜日の朝…

土曜日の午前中、妻が出かけた。

「子どものこと、よろしくね」

よし、せっかくのパパと2人きりの休日だ。
お昼はハンバーガー、たまにはゲームだって楽しもう。
ちょっと仕事もして、読もうと思ってた漫画も読もう。

「子どもと1日過ごすのは疲れるな」

妻が帰ってくる。「ただいま〜」

「おかえり。楽しかった? こっちは今日1日大変だったよ!」

でも、妻の表情が曇る。

「…もしかして、晩御飯まだ食べてないの?」

「買い物は? 洗い物もそのまま。洗濯物も取り込んでくれてないし」

次から次へと出てくる文句に、言葉を失う。

「やったのに、怒られる…」

「俺なりに頑張ったのに、やって欲しいならちゃんと指示すればいいのに」

話し合いの夜…

「ねえ、もうちょっとちゃんと家事や子どものこともをやってくれない? 私も仕事してるんだよ」

「俺だって疲れてるんだよ。今日、残業だったし」

「私だって疲れてる! 朝6時から起きて、子どもの準備して、仕事して、保育園迎えに行って、夕飯作って…」

(だったら、俺の方が稼いでるんだから、お前が家事やるのが当然だろ)

喉元まで出かった言葉をグッと飲み込む。さすがに言っていいことと、悪いことがある。

「…結局、話し合いもしてくれない」

虚しさと苛立ちだけが部屋には漂っていた。

すれ違いの本当の問題

このようなすれ違いは、多かれ少なかれ、多くの家庭で起こっています。
では、何が原因なのでしょうか?

「夫の気が利かない」「妻の言い方が悪い」そう感じたかもしれません。ですが、本当はそうではないのです。

問題は「夫」でも「妻」でもなく、「家事が”家族が使いやすいように見える化”されていない」ことです。

妻の視点(家事の主体側の視点)

  • 家事の全てを頭の中で管理している
  • 家族に指示を出さないと動かない
  • 「マネジメント負担」を一人で抱えている

夫の視点(家事のサポート側の視点)

  • 家事の全体像が見えていない
  • 家族の期待する「正解」がわからない
  • やったのに怒られて、やる気がなくなる

結果として起きること

  • 夫が「何をすればいいかわからない」
  • 妻が「結局、私がやり直す」
  • 家事分担表を作っても続かない
  • 喧嘩になり、お互いにすれ違う
  • 妻は諦め、夫は家に帰るのが億劫になる

お互いに悪気はないのに、すれ違ってしまう。

・優しく伝えてみたり。相手の得意なことやできることに合わせてお願いしてみたり。
・自分が思いついたことを一生懸命やってみたり、時間がない中できるだけ協力してみたり。

日々色々な工夫をしてるはずなのに、なぜかすれ違ってしまう。

だから、リセッターリスト®が必要なんです

ある平日の朝…

朝7時、キッチン。

妻が朝食の準備をしている。夫は冷蔵庫に貼られたリセッターリスト®を見ながら、コーヒーを淹れる。

「あ、今日はゴミ出しの日だな」

リストを見て、夫は自然とゴミをまとめ始める。

「子どもの水筒も準備しておくね」妻が言う。

「じゃあ、俺が洗濯物を干しておくよ」夫が答える。

お互いに指示を出さなくても、リストを見れば「何をすればいいか」がわかる。

子どもが起きてくる。「おはよう〜」

「おはよう。朝ごはんできてるよ」妻が笑顔で言う。

夫は洗濯物を干しながら、「今日の夕飯、何にする?」と聞く。

「カレーでいい?」

「いいね。じゃあ、帰りにジャガイモ買ってくるよ」

リストがあるから、頭の中がスッキリしている。余裕がある。

朝食を食べ終わり、夫が出勤する。

「行ってきます」

「行ってらっしゃい。ありがとう、助かったよ」

夫は、妻の笑顔を見て、嬉しくなる。

「家事をやったことが、ちゃんと認められている」

リセッターリスト®とは?

家事を「見える化」するための、わが家専用の家事リスト

自分でデザインする家事リスト「リセッターリスト®」は、60日かけて完成させる、一生使い続けられる家事リスト です。

リセッターリスト®があると、何が変わるのか?

妻にとってのメリット

✅ 「マネジメント負担」が減り、頭の中がスッキリする
✅ 夫に指示を出さなくても、自分から動いてくれる
✅ 「見えない家事」が見える化され、やり直しが減る
✅ 自分の時間とゆとりが生まれる

夫にとってのメリット

✅ 「何をすればいいか」が明確になり、迷わない
✅ 妻の「正解」がわかり、怒られなくなる
✅ やったことが認められ、感謝される
✅ 家に帰るのが楽しみになる

夫婦にとってのメリット

✅ 喧嘩が減り、対話ができる関係に
✅ お互いをリスペクトし合える
✅ 家族が自律的に動き、「チーム家事」が実現する

家事シェア研究家と共に、リセッターリスト®を作る
「60日プログラム」

60日かけてリセッターリスト®を学びながら「ワタシの家事を、わが家の家事に」していきます。
毎週課題に取り組み、Zoomで報告し合いながら、仲間と共に家事や暮らしに向き合います。

リセッターリスト®をデザインする

自分でデザインする家事リスト「リセッターリスト®」を作成できるのは、60日プログラムのみ。

最低限の家事量を見極め、効率よく家事を進めるための頻度や項目を検証し、60日かけてあなたの暮らしに合う家事の流れを仕上げます。

60日間アドバイザーが伴走

リセッターリスト®は作ってからが始まりです。実際に使いながら暮らしに合わせてカスタマイズする作業が不可欠が、一人では難しいプロセスです。

毎週のように出てくる新たな気づきや課題を一緒に振り返り、60日間、アドバイザーが具体的な改善策を提示し、励まし、サポートします。

毎週60分の Zoom 講座

毎週、Zoom で講座(各回60分、初回のみ120分)を開催します。課題の説明や講義、ワークタイム、発表の時間、質問時間などを行います。

毎回、アーカイブ配信もご用意します ので、お子さんの体調不良やお仕事の都合で欠席される場合も安心です。

定員5名までの少人数プログラム

少人数だから、じっくりとコミュニケーション取りながら進めることができます。
気軽に相談や質問をしながら進めることができます。

※ 最小人数の場合、マンツーマンで行うこともあります。

60日プログラム開催日

【パパ向け】1/7(水)〜3/7(土)【水・夜コース】 残り3席

講座日:毎週〈水曜日〉20:00〜21:00(初回講座 20:00〜22:00)
対象 :「パパのみ」or「パパメインのご夫婦」向け
参加費:55,000円(税込)

※ お申し込みやご質問は、下記のお申し込みフォームからどうぞ。ご連絡を頂きましたら、詳細について改めて連絡いたします。


ある日曜日の夜…

日曜日の夜、家族でリビングでくつろいでいる。

妻は、スマホを見ながらリラックスしている。

夫は、子どもと一緒にテレビを見ている。

「今日は、家事が全部終わった」

妻は、心の中で呟く。

「夫が自分から動いてくれるから、私が全部やらなくていい」

「頭の中がスッキリしている。余裕がある」

夫も、心の中で呟く。

「妻が笑顔でいてくれる」

「家に帰るのが、楽しみになった」

子どもが言う。「ママもパパも、最近ケンカしないね」

妻と夫は、顔を見合わせて笑う。

「そうだね。みんなで家事をやるようになったからかな」

リセッターリスト®があるから、家族が「チーム」になった。

冷蔵庫に貼られたリセッターリスト®を見ながら、妻は思う。

「このリストがあるだけで、こんなに変わるなんて」