モッタイナイ気持ちが奪っていく、モッタイナイ物たち

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みんなモッタイナイ気持ちのせいで苦しんでる
「この棚、実は使いづらいんだけど壊れてないし、まだ使えるから使い続けよう」
「新しい収納BOX買うのモッタイナイから、ダンボールで代用しちゃおう」
「このタンスの中身は全部移動して空っぽなんだけど、タンスがモッタイナイからTV台として使えないかな」
なんて、モッタイナイ気持ちをしょっちゅう耳にする。
物を大切にする、再利用する、はいいことなんだけど、どうもそのせいでみんな不自由になってしまっているようです。
モッタイナイって理由で再利用したタンスのTV台は、TVを見るには高いし、リビングに対して圧迫感はあるし。
まだ使えるからって、使い続けている引出し収納はクロゼットに収まりきらなくて扉閉まらないし。
ダンボールで代用している収納は、ヘナヘナだし。
こういうスペースや使い勝手に合わないけど、ただ一点モッタイナイって気持ちで無理している状況を見ると「闇鍋みたい」って思います。
闇鍋じゃ、モッタイナイはモッタイなくならない
まだ食べられるからって、みんなで持ち寄った色んな食材を、ドンドンぶっこむ。
コンセプトも美味しさもない闇鍋は、味噌味なのか醤油味なのか、はたまたカレー風味なのか。あんまりにも不味いと、結局みんな残してしまう。
モッタイナイって理由だけで残り続けている家具を見ると、そんな情景がふと浮かびます。
いやぁ、モッタイナイ。。。
え!?モッタイナイ気持ちのせいで、こんなに損してるの?
■ 使いにくいから散らかりやすい
当たり前ですが、使いにくいってことは散らかりやすく、片付けづらいってことです。
片付けができないと、どれだけ損をしているのでしょう?
ZIPPO社が実施した調査によると、日本人は1ヶ月で76分も物を探す時間に使っているのだとか。
ライターのZIPPO社が実施した「探し物」に関するグローバルな調査によると、日本人は平均して1か月に76分をモノを探すことに費やしているそうです。
1年間では912分(15時間12分)、人生を80年とすると72,960分(1,216時間)ということになります。
1日の稼働時間を眠っている時間を除き16時間とすると、一生涯で76日分を失せモノ探しにかけているということです。人生をふた月半ほど無駄にしているのです!
この調査結果を見ても、時間モッタイナイよねってのはわかりますが、僕は時間よりもこっちの方が問題じゃないかって思います。
■1ヶ月に76分も、無駄にイライラしている
探しモノしている時間が楽しければ、別に問題ない。
でも大抵の場合はイライラしているんじゃないかと思うわけです。その分気持ちにゆとりもなくなるし、子どもや家族に当たってしまう事だってあるかもしれない。
■家族と心地よく過ごすための空間
サイズの合わない家具や、大量の使わない物に囲まれていれば、その分生活のためのスペースが狭くなる。
壁に並べてある家具の奥行き違いによるデコボコがなくなるだけでも、空間はスッキリ開放的に見えるものです。
例えば、下記のように壁面に結婚前に購入したような家具をデコボコと並べているケースは結構多い。
それをこのように壁面収納でスッキリさせるだけでもずいぶん開放的になる。
その上、ソファだってサイズアップできちゃう!
このくらいのモヨウ替えなら、何十万もかからない。
無印やニトリの壁面収納を使えば3〜10万円ほどでずっと快適になるのです。
もうちょっと安価なものだと、イオンのトップバリュにも同じような物があります。
ずーっと住んでいる空間だから、使いやすい住まい方しないとモッタイナイ!
時間・空間・気持ちのゆとり。それ以外にもモッタイナイ精神のせいで逆にモッタイナイ状態になっていることって色々あるはず。
お金をかければいいってことはないけれど、この3つが得られて快適に過ごせるようになると思えば、自分のモッタイナイの価値観を見直してみる価値って充分あると思うのです。
さいごに
目先のモッタイナイにばっかり目が行くと、結果的に目に見えない部分でもっと損をしていることもありますよね。
モヨウ替えをしてみようって思ったら、100%ベストな状態をつくろうと考えすぎると何もできなくなる。
だから、今よりも120%快適な状態になるよね、って程度の気楽さではじめてみるとアクションしやすくなるのです。
ぜひ、モッタイナイ気持ちのせいでニッチモサッチもいかなくなっているなら、そのくらいの気持ちからスタートしてみて下さい。
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