子が母親を殺害した事件についての記事を読んで伝えたいこと

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きょうの家族言

娘さんの語彙力が日に日に伸びています。
この時期の言葉の理解力の成長は本当にすごい。話しかけた時、的確な返事が帰ってくる確率が極端でなく1日ごとに違います。
毎日毎日、娘さんと触れ合う中で疲れたり、自己主張が強くなって面倒くさくなることも増えてきました。
その一方で、ささやかな変化に触れることができる面白さもあります。
生まれたての赤ちゃんが、ちゃんと一人の大人になっていくまでの過程を見られるってのは、まぁなんて面白いんだろう。
 
 
 
子が母親を殺害してしまった事件の記事を読んで
先日報道された15歳の子が母親を殺害してしまった事件。
この事件について、「父親は家族を守っていたのか?」と言う主旨の記事を読みました。
 
記事の中では、「詳細なことはわからない」を前提としながらも父親が家族に対して「もっと丁寧に」「全力で」向き合っていたら、と繰り返しています。
 
この記事を読んで「父親」というものが、そう見えるんだととても悲しく思いました。
 
 
 
父親の役割ってなんだ?
この事件の家族、父親が育児に積極的であったかどうか、なんてことは知りようもないので置いておきます。
 
そうではなくて、「出張が多かった」と言うだけの事実からそこまで「育児に関わっていなかった」と思われてしまう「父親」という存在。
「丁寧に向き合っていなかったから事件が起ったんじゃないか」と思われてしまう「父親」という存在。
「父親」に期待される役割ってなんだろうか、と考えさせられました。
 
 
いま、「父親」という存在に対しての社会的な期待値はどんどんあがっています。
 
「仕事をすること」「家族を養うこと」「家事をすること」「育児をすること」
この4つの役割を家族から、または社会から求められます。
このどれかを担えていなかったり、ちゃんとできていなかったりすると周りの期待から外れてしまうことになります。
 
しかも、この4つを求めてくる対象が違っていたりもする。
例えば、妻からは「家事育児」を、ちょっと仕事を減らしてでも担って欲しいと言われる。
でも、会社からは「仕事をすること」を当然のこととして求められる。
さらに義理の父母からは「ちゃんと家族を養えているの?」なんて心配されたりするかもしれない。
 
みんなが、自分に対して「あなたは家事育児をがんばってください」とだけ期待するわけじゃない。
「仕事を全力でがんばって、家族を金銭的に困らないようにして下さい」とだけ期待するわけじゃない。
 
これに関しては結局本人がどこに優先順位を持ってくるか、が大切なことだろうとは思います。
でも、多かれ少なかれこの4つを期待されている父親。
 
優先順位の付け方を間違ってしまうと「家族を一生懸命養っていた」ではなくて「家族と向きあえていなかった」と評されてしまう。
この状況って、母親が色んな事を背負い込んで苦しんでいる状況と似ているんじゃないかと思います。
 
この記事を読んで、1,2年前にあった子どもが川で先輩少年に殺された事件を思い出したんです。その事件の母親はシングルマザーで、仕事も遅かったりして子どもに向き合えていなかった、なんてことが取り上げられていました。
 
 
何かが起これば、誰かを追い詰めます。
誰かに責任があるんじゃないかって、推測します。
だけど、その責任をいつまでも「親」にだけ押し付けていたら、この「孤育て」のような苦しさが母親から父親に移っていくだけじゃないでしょうか。
 
現代の子育て世代には、現代の子育て世代なりに抱えている課題がある。
それは僕たちの親世代の課題とは違うだろうと思います。
今はもう、家族の問題を「家族」だけで解決するのが当たり前、という課題感ではないのだと思うんです。
 
 
 
多様な価値観に触れること
子どもに対してどこかに相談できる場所があれば。
母親が相談できる場所があれば。
父親が相談できる場所があれば。
 
なんてセーフティネットも必要だと思います。でも、「相談しなきゃ」って思えば探しようはある。
スマホでググれば色んな相談に乗ってくれる団体もあるし、自治体で受け付けてくれたりもするでしょう。
 
問題なのは「相談しなきゃ」とまで思わない、と言うこともあるんじゃないかと思います。
それも、悩んでいる子どもじゃなくて親が。
 
相談する場所って、やっぱり相談するまでのハードルが高い。
だから、相談する場所がなかった、とか足りないってことだけが問題でもないし、増やすことだけが解決策に繋がるとも限らない。
 
 
ぼくが普段接する色んなパパママの中で、比較的気楽に、と言うか色んなことに悩みつつも最終的に楽観的でいられる人達にひとつ共通点があります。
それが多様な価値観の知り合いがいるってこと。
例えば、学校のママパパ友は「受験が大事」って言っているけど、それ以外の活動で仲がいいママパパ友は「受験よりも大切なことってあるよね」って話しをしていたりする。
どっちにも共感できるし、どっちも大切。
だけど、自分の周りに色んな価値観がたくさんあることで、追い込まれる前に「まぁいいか!」って思える。
「どっちの選択肢もありだよね!」って思える。
だから、みんな失敗を大切なことって思っているし、失敗って思ってないから色々あっても、最終的には楽観的でいられる。
 
 
自分が今、子どもの事で悩んでいるかどうかに関わらず。
常にそういった多様な価値観に触れたり、友人を持つことも親が追いつめられてしまう(結果子どもを追い詰めてしまう)予防に繋がるんじゃないかと思います。
 
 

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