「つまり、結局、何なんだ!?」
あっちに行ったり、こっちに行ったり。
2009年の7月、8月はとにかく色んな事に迷っていた。
色んな人と色んな話をした。
「自分は何をやりたいのか?」
「自分はどういった生き方がしたいのか?」
「自分の理想とする未来、将来像はどんなものなのか?」
どこに行っても。
誰と話をしても。
結局のところ行き詰るのは「自分の想い」
「想い」「想い」「想い」……。
まるで、自分の思い描く未来を上手に語れなければ、「悪」「馬鹿」「無意味」。
そんな風にすら聞き取れる(もはや被害妄想の域かもしれないけど)程に周りの声が痛かった。
僕は、今でもそうだけど、自分の「未来」を語るのが苦手だ。
正直、そんな物はこれから先、どうにでも変えて行けると信じている。
自分が望み、それに向かって走る事が出来れば、おのずと未来は近づいてくる。その近づいてきた未来を微調整しながら進んで行くのが、僕の生き方だ。
でもだからこそ、そのために理想とする未来像がなくては行けないんだろう。
「10年後、あなたは何をやっていたいですか?」
こんな質問を腐るほどされた。
「シラネーヨ!」
って心の中で叫んでた。
それが解ってれば、別に僕はあなた達とこんな話はしないよって、思ってた。
誰かと話をしていたって、なんのラチもあかない。
だから、僕はあるプロジェクトに参加する事にした。社会起業家を作るためのプロジェクトだ。
そのプロジェクトの中で、NPO法人コトバノアトリエと言う団体の代表の方とお話をする機会があった。(正確には面接だったが)彼はコトバノアトリエと言う団体を通して、「ニート」と言う社会問題に立ち向かっている。
僕と同い年だが、様々な活動を行っており、沢山の結果も残している。
そんな彼が言った言葉がある。
「得意な事をやったほうがいい」
結構無表情(すんません…)な彼が、僕が色々な話を沢山した後にぼそっと言った一言だ。
…結局。
何をやりたいのか、決めてから出直してこいって事だな。
また、振り出しに戻った。
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